大人だって考えることをもう一度考えさせられてしまう。
絵本というかコマ割漫画というか、そこに描かれる丸くってほんわりしたカエルくんやネズミくん、動物たちの絵の表情や仕草が、「もしかしてうちの子もあの時こんな風に考えてたのかも・・・」と妙に納得してしまう雰囲気です。 子供たちって、ごく自然に、こんな風に「どこまでがそら?」とか「みみずのかおはどこ?」とたくさんの「?」をみつけていくのでしょうね。それをどういう風に片付けてしまったのかはいつのまにか忘れてしまっても。 子供の出会った「?」には、きちんとした答えの出ないものも、いくつもの答え方が出てしまうものもきっとあるでしょう。このカエルくんのように、考えているうちにどんどん違うことを考え出してしまったり、しり切れトンボになってしまったりすることもあるでしょう。それでも、できるだけまじめにいっしょに考えてみるのがいいのだと思います。「ぼくはきみ?」「きみはぼく?」と考えていき、「ぼくがいるからきみなんだ」と、ほんとにこのカエルくんのように気づいて欲しいもの。そしてさらに、それを伸ばして欲しいもの。なにより、楽しく考え続けて欲しいものです。 哲学って、こういう処から始まっていったのかもしれない、こういう疑問にきちんと向き合っていくのが哲学なのかも。考えるって・・・。可愛くってやさしいのに、なにか深い。 大人だって、カエルくんに考えることをもう一度考えさせられてしまう本です。
むふふと笑える。
誕生日のプレゼントに友達からもらいました。いい年になって、 絵本のプレゼント!これがすごく心に響きました。 むふふと笑えて、しみじみ考え込んで・・・。 1歳4ヶ月の娘の母となった私は、娘とふたりでむふふと 笑える日が来るのを楽しみにしています。 それにしても、日本語って教えるの難しいんだよね〜。 きみとぼく。。。 お花とお鼻。。。
大人もはまる絵本
子供から聞かれて答えられない素朴な疑問、大人も「どうしてなんだろう」と思う事がかえるくんとねずみくんと一緒に考えていくうちに解けていきます。単純すぎるほど単純なこと「ぼくはきみだけど、君も僕だよね」という難しく言えば一人称と二人称の違いが子供にわかりやすく説明されてます。でもそれだけでなく、大人にとってはその奥に隠れているメッセージが胸をじーんとさせます。子供だけでなく、大人もはまる本です。4こま漫画形式っていうのも飽きが来なくていい。かえる・ミミズなど子供が好きな動物満載ですよ。
きっと今までで一番
6歳の娘は本を読むのが大好き。図書館に行ってはいつも素敵な本を選んできます。この「かんがえるカエルくん」は今までの中でも一番気に入ったようです。お風呂の中、ご飯を食べているとき、保育園に行く道で、何度も何度もこのカエルくんのお話をしてくれたり、質問されたり。とても嬉しそうに楽しそうに。その度に私もとても幸せな気持ちになります。今度は、まだかんがえるカエルくんを読ませてあげたいなぁ。
福音館書店
まだかんがえるカエルくん もっとかんがえるカエルくん よーくかんがえるカエルくん (かんがえるカエルくんシリーズ) しずかなおはなし (世界傑作絵本シリーズ―ソビエトの絵本) 書本 漢字
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